BLSの流れ
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BLSの流れからAED到着まで
※以下は2005年ガイドラインの方法です。
現在は、2020年ガイドラインで実施しています。
意識の確認
入院中の患者さんが心臓発作などを起こして倒れてしまった場合、まず意識の確認を行います。肩を叩きながら、呼びかけましょう。
応援要請
意識がない場合、すぐに近くにいる人に声をかけ、119番へ通報してもらいます。また、AEDの設置場所が近い場合はAEDを持ってきてもらいましょう。
気道の確保
ナースコールまでの数秒の距離なら利用しましょう。距離のあるときには大声で「誰か助けてください!」と叫びます。応答者に「急変です。緊急コール!AEDを持ってきて下さい!」と叫びます。
気道の確保
頭部後屈あご先拳上法(片手を額に、もう片方の手をあご先に当てて、あごを持ち上げて気道を確保する)で気道確保し、自発呼吸ができているかどうかを確認します。この確認は5秒以上10秒以内で行います。
人工呼吸
自発呼吸がなければ人工呼吸を行います。人工呼吸は、1秒かけて胸が膨らむ程度の息を吹き込み、それを2回続けます。
胸骨圧迫
5秒以上10秒以内で脈の確認をします。脈が無ければ心肺停止の状態なので、胸骨圧迫を行います。
胸骨圧迫の方法
左右の乳首を結んだ線の真ん中を掌底で押します。1分間に100回のテンポで、押す深さは大人の場合は3.5~5センチ、子供の場合は胸の厚みの1/3~1/2程度の深さまでです。30回押してから2回の人工呼吸を行います。AEDが到着したら、AEDを使用した処置に切り替えます。
上記を医師が到着するまで継続して行うことで、蘇生率の向上が期待できます。