BLS関連用語集

BLS関連用語集

ACLS(Advanced Cardiovascular Life Support)

BLSに引き続き行う、器具・薬剤を用いた救命処置の事を指し、2次救命処置とも呼ばれる。心停止に至らないように行う診断治療や、心拍再開後の維持療法もACLSに含まれる。

 

ACS (Acute Coronary Syndrome)

急性冠症候群のこと。冠状動脈の粥状(じゅくじょう)動脈硬化が破綻して発症するもので、不安定狭心症、急性心筋梗塞、心臓性突然死が含まれる。

 

AMI(Acute Myocardial Infarction)

急性心筋梗塞のこと。急性冠症候群(ACS)の1つで、粥状動脈硬化の破綻によって血栓が形成され、冠動脈が閉塞することにより発症する。心筋が壊死に陥った状態であり、発病した患者の半数が死亡するとされている。

 

AED (Automated External Defibrillation)

コンピューターを内蔵した電気的除細動機のこと。脈を解析し、適応があれば通電ボタンを押すよう促し、電気ショックによって心室細動から心拍を再開させる。専門知識がなくても安全に使用することができるように作られている。

 

AHA (American Heart Association)

米国の循環器疾患の学会、米国心臓協会のこと。30年以上前より心肺蘇生法の教育を、一般を始め医療関係者に行っている。

 

バリアデバイス(Barrier Device)

手袋、マスク、ゴーグル、ポケットマスクなどの感染防御器具のこと。

 

BLS (Basic Life Support)

急病患者に対して、器具や医薬品を用いずに行う救命処置のこと。心停止症例の場合は、心臓マッサージと人工呼吸を指す。現在では、AEDの使用もBLSに含まれる。

 

HCP(Healthcare Providers)

人の健康維持管理が職務の一環である人。医師、歯科医師、看護師、救急救命士、放射線技師、理学療法士などの医療従事者。またスポーツトレーナー、インストラクター、介護関係者も含まれる。